
トレイルマウンテンのトレマンこと奥野です。今日も頑張ります!
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●テント泊に必要不可欠なシュラフ。ぐっすりの睡眠はなによりですよね。
山小屋と違い、人のいびきや歯ぎしりが気になることなく、寝れるテント泊は格別です。
朝のんびり派も朝は早く出る派も人を気にせず、自由に寝起きできます。
起き立ての一杯のコーヒーを飲みながら日の出をテントからのんびり見るのも格別です。
●でもテント泊は重くて大変だから無理と諦めていませんか。
できる限り軽量で快適なテント泊ができるようにトレマン奥野が提案します。
●あくまで軽量化と割り切り、最低限の快適性を求めます。
ノーマルなシュラフでできるだけ軽く快適に
●シュラフ(寝袋)はまず、いい物を買いましょう。
シュラフの暖かさの秘訣は要はダウン(中綿)が膨らんでそこに溜まる空気が暖かさの秘訣です。
そのダウンの膨らみを殺してしまうものは無駄に重くなるだけなので止めましょう。
ダウンは良くフィルパワー表示されています。このフィルパワーの数値が高ければ高いほどダウンの膨らみが大きいといわれています。
しかし正直現在780フィルパワーとかものすごい高い数字のシュラフをみても、そんなに膨らんでいないものも正直多いです。逆に数字以上に膨らみのいいものもあります。
650フィルパワー以上あれば正直いいダウンで、あとはダウン量と側素材で選びましょう。
●正直ダウンの重量はそんなに重くありません。重いのはダウンを包んでいる側素材です。
これはできるだけ、生地の薄いものを選びましょう。
目安で30〜40デニール以下(糸の太さです)の生地は軽量なものが多いです。最近の生地は15デニールでも丈夫ですので、強度は心配ないです。
●秋冬物はボックス構造を選びましょう。
つぶし縫いのものとボックス構造のものがあります。要はシュラフは何個かのボックス状に分けてあります。これはダウンの偏りを無くす為に必要なのですが、ボックス状に分けるときに、そのままダウンをつぶして縫ってしまうと簡単に縫製できますが、そうするとダウンのロフトが殺されてしまい、また縫い目から冷気が入りやすくなります。
ボックス構造は仕切りをシュラフの中に作っているので縫製は大変ですが、ダウンのロフトを最大限生かしてくれます。
●軽くするなら、ファスナーが付いていないものを選びましょう。
ファスナーは以外に重いです。シュラフはダウン以外のものはできるだけ、無駄についていないものが軽量化&快適の近道です。
シュラフカバー&ダウンインナーで寝てしまう
●夏限定の荒業です。でも究極に軽量化できます。
夏でも標高の高いところは防寒具は必要で、自分は必ずダウンジャケットを持っていきます。これはフリースよりもかさばらず、軽くて暖かいです。これにダウンインナーパンツをプラスして持っていきます。シュラフは持っていきません。
じゃあどうやって寝るかというと、2レイヤーのゴアテックスのシュラフカバーを持っていきます。
これがシュラフの表素材の代わりになります。しかも防水で風もシャットアウトしてくれるので、これだけでも十分保温効果はあります。中のシュラフの代わりにダウンインナージャケットとパンツを着て、シュラフカバーにもぐりこみ、シュラフカバーの顔の部分をできる限り閉めて、外気温が入らないようにします。
●これだけでも、随分暖かいです。ポイントは自分の体温を逃がさないことです。
あとはダウンインナーパンツです。じつは下半身を暖かくすると全然違います。
みんな上を持っていくのですが、実はパンツがあるだけで快適度はアップします。
※2レイヤーのシュラフカバーは手のひらサイズで軽くていいのですが、100%傷がつき、黒くなってしまいます。でもレインウエアではないので、多少防水性落ちても全く問題ありません。
割り切って使ってください。(自分は10年使ってますが、問題ないです)
●これならば、通常の装備にシュラフカバーとパンツを加えるだけなので、シュラフを持っていくより半分以下の大きさで重量も400g程度軽くできるはずです。
今後のお楽しみ・究極の軽量シュラフ
●このやり方よりもさらに軽くできる方法があります。
トレマン奥野は自分で縫製して、ダウンを詰めて自作しました。これは究極に軽くて、理にかなったシュラフになりました。
残念ながらシュラフメーカーでこの手のシュラフをどこも出していません。
是非、シュラフメーカーさんにお願いして、オリジナルで作りたいと思っているので、できたら、また紹介しますね。楽しみにしていてください。 |